赤城おろしが<通奏空音>
「地演地聴」
を試みる<風土-y Blues>の小さな祭典

<ローシキイ> 赤城おろし音楽祭 本庄宮本蔵の街2013』
2月24日(日) 11:30開演

入場料 500円(一日券ステッカーで出入り自由)
 
(time table は順次決定)

テーマは「ローシキイ=敷居が低い」「ジャンルフリー」

テクニックはなくてOK、どんな音楽でもOK(ただし、会場の都合で大音量は不可です)の身近なお手軽音楽祭です。

出演者

 活動中のミュージシャン、休眠中のミュージシャン、お子さんの発表会の予行練習など音楽なら何でも来いです。今回から「メインステージ」のほか、セットチェンジの合間をうめる「セットチェンジショー」がスタート、ダンスなどフィジカルパフォーマンス部門も新設されました。

 ノーギャラですが、チケット販売義務などはありません。1曲のみの参加から、持ち時間1組約30分までで相談に応じます。機材は一部準備します(詳細は検討中です)。

出店者

 飲食、物販など。出店料1000円です


まだまだ募集中
(赤城おろし文化圏以外からの参加ももちろん大歓迎。気楽にご参加ください)

★メインステージ出演時間決定アーティスト

11:30 クミン&Husband (フォークディオ)
本庄在住の夫婦デュオ。昨年の「利根川フェーン」に引き続きの出演。
12:00 高橋衛(アルト・サックス)
いまのところ今回最年少のサックス奏者で、スイングハードジャズオーケストラのメンバー
12:15 姫*彦

(自己紹介)宇宙とつながる姫*彦です。深谷に住んでいますが、本当は宇宙から来ています。元気な気持ちになる、姫*彦のオリジナル曲をお届けします。ライブを楽しんでいってください。

13:00 いなまさかつ with フレンズ (カンツォーネほか)

14:00 高橋スイーツ(朗読)
15:00 ポンコツヘッド (3ピースルーツロック)

16:00 lol=エリ・オ・エリ (トランペットとギター)

(自己紹介)本庄市内在住後期50代のオヤジ2人です。昨年6月に、ボサノバ研究会として発足。ギターとトランペットで主にボサノバを演奏します。人前でなんてまだ早いのですが、明日はどうだか分からない年頃ですから、いろいろやってみようと思っています。

17:00 こたつじゃっく
19:00
グルーポ・クーラ・セグンダ (フラメンコ)

 「segunda」はスペイン語で「二番目」。最近本庄で活動を開始した謎のフラメンコ舞踊団が登場。 

 ほか時間未決定出演者あり

★セットチェンジショー出演者<時間未定>

SOKO (ラジヨガ<会場参加型>)
こまどり社獅子舞と音楽の即興的なパフォーマンス)

ウスキング(弾き語り。他イベントから夕方以降に駆けつけ予定)
ひゅうが(ギター)

華うどん(世界を驚愕させるうどんレボリューション)

小林 真(弾き語り)

★出店

高橋スイーツ

陶工芸あるまじろ+焼継屋さとる
ウスキング(同上。商品あったら販売)


●以上、問い合わせは cafeninokura@gmail.com または 090-9108-5785(担当・小林携帯)
◆会場は宮本蔵の街cafe NNOKURA (本庄市千代田4-2-4

【主催者より】

「赤城おろし」「利根川フェーン」

―夏は液体のような空気がからだの重しになって暑く、冬は固体のように乾いた風が肌を刺して冷える―

 温帯湿潤内陸気候の極み、埼玉県北部から群馬県、栃木県南部にかけて。赤城山に抱かれ、利根川が流れるこの範囲の人々は、行政区分を越えて同じ風土に生きその影響を受けつつ暮らしています。

 NINOKURA周辺でいう「赤城おろし文化圏」。人間の形成には「風土」が大きく関与するとの考えから、冬と夏、厳しい二つの気候現象の名を冠した〈地演地聴〉の音楽祭をもちたいと思っていました。

 冬の「赤城おろし」がよく知られている一方、熊谷が観測史上最高気温を記録し今年も館林と全国一位を争っている利根川中流域の暑さをさす名称がありません。そこで、ふだんからこの地域を「何にもないと文句いいつつ、一度来たらほかの場所に移らないでたまる〈人のフェーン現象〉」といっていたこと、2007年の熊谷最高温記録の原因に地面から加熱を受けながら空気塊が吹走する第三のフェーン」という新説が唱えられたことから、用語の正確さより熱が吹き溜まるイメージをもとに利根川中流周辺の高温を表現する造語として「利根川フェーン」を創作して音楽祭の名に取り上げました。

 

ローシキイジャンルフリー

 オープン以来のさまざまなイベントの経験から「cafe NINOKURAでやる音楽祭」を考えた時、うかんだテーマが〈ローシキイ=敷居が低い&ジャンルフリー〉でした。

 知らないだけで周辺には、いろんな音楽をやってる人々がいる。でも、世代やジャンルの壁は小さくないから、きく=知るチャンスがない。インターネットで世界中の音楽がすぐきける今だから、地球の裏側の驚きに満ちた音楽と同じように身近だけどあまり知られていない音楽に触れる機会をもっと増やしたい。衛星テレビでみる海外メジャースポーツは興奮するけど、近所の校庭でみる中学生サッカーの試合だってなかなかおもしろいぞ。カフェでの音楽祭なら、違った世代、嗜好、熟練度の人たちいっしょくたで知らなかった音楽をきいてたまげて、ああだこうだ話する。そんなかたちがいいんじゃないかと考えました。

 ですから、これが初めて、または数十年ぶりにひと前で演奏するというアーティストこそ本音楽祭の主役。これまで2回の音楽祭でも、ひと前デビュー組、カムバック組が〈いい思い〉をしています。

 

ローコスト&レステマ「<いらず>いらず」と」「サイズ<サイズ>」―赤城おろし&利根川フェーンエリアのみなさまへ」

 しつこくてすみません、もうひとつ。本音楽祭のキーワード、「ローコスト&レステマ」のことです。

  沈みがちな時代にあって、日本中いつでもどこでもイベントはめじろおし。そんな中、いい催しをつくろうとすると、どうしてもお金や手間をかける。それはそれで日本人の誇るべき文化です。

 でも、行き過ぎた費用や時間は、私たちの生活を圧迫することになりかねない。実際、〈やり過ぎ〉に疲れたという声はあちこちできこえます。そこで、「利根川フェーン&赤城おろし音楽祭」は「ローコスト」とできるだけ手間を減らす「レステマ(手間)」をキーワードとして掲げることにしました。NINOKURAの生活アート提案に「<いらず>いらず」と」「サイズ<サイズ>」がありますが、いらない手間とコストをなくして、手間とコストのサイズを考えなおすのが、この音楽祭のサブテーマです。

 「利根川フェーン&赤城おろし」地域のみなさま。どんなかたちでもいいですから、同じ名前の音楽祭を開催してください。

「本庄宮本蔵の街」のテーマは〈ローシキイ&ジャンルフリー〉。ですが、主催者が自分たちにもっともふさわしいテーマで音楽祭をやっていただくのがいちばんです。この同じ名称の小さな音楽祭があちこちで継続的に開かれれば、この厳しい気候も少しは愛しく感じられるのではないでしょうか。  

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