「シアター名月座」 黄金週間スペシャル

2013年5月3日(金・
会場 本庄宮本蔵の街 cafe NINOKURA
参加無料(オーダーのみ)
「清志郎で憲法」

『君は「清志郎で憲法」を聴いたか?』
 企画者・小林 真(名月座、cafe NINOKURA)

この企画はこれまで4回のドキュメント映画上映会を行なってきたシアター名月座が、cafe NINOKURA で行います。開催までの経緯は後ほど。まず、A・B両面全6曲「ホットなナンバー」の説明です。

A1:清志郎を歌う〈歌手&演手募集〉
 誰でも出られるNINOKURA冬と夏の風物詩「赤城おろし利根川フェーン音楽祭」の清志郎版。清志郎作品、またはカバーした曲を、誰でも歌えます。やっぱりカラオケでなく〈ローシキイ〉でも生演奏で歌いたいので、伴奏者も募集します。
 楽器はいくつか用意しますが持込も自由。歌いたい方は、できるだけ事前にだいたいの出演時間・曲を宣言してください。連絡してくれた方に限り、清志郎曲にプラスで自作曲も演奏できるルールにします。

A2:清志郎をきく〈音源募集〉
 A1できいた清志郎曲、やはりオリジナルでもききたい。そんなわけでさまざまなメディアを使って、A1できいた後に清志郎の声で味わいます。なお、お持ちの秘蔵音源がありましたら、お持ちください。

A3:清志郎を語る
 随時。歌の合間に最中に、思いつくままに清志郎を語りましょう。

A4:清志郎で憲法〈草案募集〉
 憲法記念日開催、今回の目玉企画のひとつです。
 著書やライブで9条にも言及した清志郎。でも折角の機会ですから、9条にとどまることなく私たちの「憲法」を、清志郎詞や発言をもとに考えてみるのはどうでしょう。
「日本国憲法」施行から60年以上。そのなかで憲法精神に重要な「普遍」は少しずつその様相を変えてきました。そして1951年生まれの清志郎60年足ら ずのロックンロールは、1946年には誰も思いもよらなかった「事実」を揺さぶり、私たちに新たな「普遍」の必要を感じさせてきたといえるのではないで しょうか。
 そこで清志郎が「虹のステージ」に引っ越した4回目の日翌日5月3日憲法記念日に、清志郎の詞や発言をもとにした憲法条文私案を集めることにします。参 加者から届けられた「条文」草案は名月座ホームページに公開。後日開催予定の清志郎ドキュメント映画上映会の時に、『名月座「清志郎で憲法」試案』として 提案しようと思います。
 といっても、何だかわからないのでしょうから、企画者でひとつ例をあげます。歌は『いいことばかりはありゃしない』。

T-Total歌詞『いいことばかりはありゃしない

 ここから、「いいことばかりはありゃしない」「金がほしくて働いて眠るだけ」のリフレインと、「何も変わっちゃいない事に気がついて」から、やや強引な解釈で考えてみました。

条文例1)「すべて国民は、勤労の権利を有し、義務を負ふ。この〈勤労〉とは、直接の〈賃金〉に結びつくものと限らない」

 ちょっとカタい例になりました。もっとシンプルに振り切って、ついでに『ボスしけてるぜ』(goo音楽)をからめて、

条文例2)「金のために働いてたって何も変わらない。いいことばかりない。青春がだいなしだ」

 ちょっと条文とはいいがたいですが、こんなのでもいいのではないでしょうか。引き出したいのは清志郎の言葉からの「普遍」です。
 ダブルミーニング、メタファーの魔術師だった清志郎歌詞・発言は、豊かな解釈余白を持つものばかり。清志郎の言葉から、さまざまな「普遍」を発見することは、憲法記念日にふさわしいのかもしれません。
 うまくいくかどうかはわかりませんが、当日は名月座キング河田座長はじめメンバーと会場参加のみなさんと歌の合間に考えてみようと思います。
 なお、当日会場に来られない方も、
 meigetsuza@gmail.com
 cafeninokura@gmail.com
 Twitter はハッシュタグ #meigetsuza
 個人ID @quarante_ans へのツイート
 などで試案を送ってください。会場で紹介します。

B1:(清志郎)〈いらず〉いらずマーケット
 NINOKURAが昨年から進めてきた生活提案、〈いらないもの〉のいらない暮らし「〈いらず〉いらず」。いらないものを流通させる「〈いらず〉いらずマーケット」を開催します。実はこっちの方が先に決まってました。
 出店料は1日500円。せっかくなので、4日以降は(清志郎)がとれた「〈いらず〉いらずマーケット」ととして連休中(3、4、とんで6日)の開催です。

B2:清志郎ミュージアム〈持寄募集〉
 あなたが持っている清志郎関連物、できれば個人的なものを、この日だけお貸しください、自慢してください。特設ミュージアムコーナーに展示します。
 普通のレコード、CD、パンフレットの類から、あなたが描いた絵とかレコード評、またはききたおしたカセット、擦り切れたビデオテープなんかもGood。

【開催までの経緯】
 これまで4回のドキュメント映画上映会を行なってきたシアター名月座。上映会はしばらく休んでますが、メンバーの話し合いので負担のない活 動を企画に賛同したメンバーでやろうという「プロジェクト方式」の採用を決め、次回作としてはKING河田座長はじめメンバーにファンの多い清志郎ドキュ メント作の上映を考えていました。
 でも、作品も決まらないままほったらかしになっていましたが、この春、企画者が矢野顕子の歌う『ひとつだけ』をラジオできいて、「これはやらねば、憲法 記念日がいい」とKING河田座長に持ちかけていったんは内定。しかしその後、いきなり大きな「金がほしくて働く」生活が始まり、今年は無理かなと思って いたところ、いろんなところからあの話はどうしたという声がきこえます。よし、それなら映画上映はなし、できる範囲で、人手もお金もかけないで楽しむイベ ントの実験だ、と一週間前に本決定となりました。いつになるかは決まっていませんが、「名月座清志郎憲法」提案も含むドキュメント上映会も予定していま す。
 今回の企画はメンバーが名月座の後に始めた NINOKURA の「赤城おろし&利根川フェーン音楽祭」、生活提案「〈いらず〉いらず」といった展開、その体験が活きています。どんなイベントになるかはわかりません。 それでも、忌野清志郎という戦後日本が生んだ最大のスターの存在を、好きな人が祝って、ちっとは今後の「わたしたちの〈ひとつだけ〉社会」を考える機会に なればと思います。

 ※チラシの画は、(大)が企画者経営塾OBのマンガ家宮島健太郎、小さいほうがKING河田座長
  真ん中の画像は企画者が最後に清志郎をみた2002年フジロック、矢野顕子との共演
  詳しくは企画者ブログから 「悪い予感のかけらもないから薄着で笑っちゃうほど調子に乗ってるぼくの好きな役立たずの神様」


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